高断熱・高気密へのこだわり
株式会社フビロは九州に高断熱・高気密住宅の概念がない時代から、「環境との共生」をテーマに、高断熱・高気密住宅用の資材販売を行ってきました。
当時は高断熱・高気密住宅と言えば、北海道や東北などの特に寒い地域のもので、九州エリアではまったく知られていないものでした。しかしながら、実際に現地で体感した高断熱・高気密住宅は「温暖な九州地方でこそ採用されるべき家」であると実感します。
九州は夏は猛暑でありながら、冬は雪が降るような寒波の日もあり、室内の温度を一定にすることができる高断熱・高気密住宅が最適な地であると言えます。
そこで当社では、高断熱・高気密住宅用の資材販売を行いながら、省エネや健康、快適性を追求した外張り断熱工法などの施工、指導、研修を実施。気密測定などの住宅性能診断も行い、「本当の意味での高断熱・高気密住宅」の普及に努めております。
高断熱・高気密住宅への想い
株式会社フビロは平成10年の設立以来、「高断熱・高気密住宅」のパイオニアとして九州一円に外張り工法の技術指導や資材販売を展開しております。
外張り工法との出会いは、設立からさかのぼること6年前の平成4年のことです。
当時は、九州において「断熱材=保温性」という考えが一般的でした。夏に猛暑となる九州では ❝ 断熱材は不要であり、気密性を高めた部屋で過ごせるはずがない ❞ という声が大半でございました。当社はこの概念を転換させること、効果の理解を促進することを決意いたしました。
そうして多数の住宅セミナーを開催し、お取引先へメリットの周知徹底に尽力いたしました。結果、九州の地に「高断熱・高気密住宅」が1棟、2棟と建築されるようになりました。
「高断熱・高気密住宅」を実現するために重要なことは、清浄な空気を循環させることにあります。つまり、断熱性・気密性のみならず「換気システム」も必要不可欠であり、その公バランスが ❝ 夏場は涼しく、冬場は暖かい ❞ 住宅の快適性を確立いたします。
当社は住宅性能を数値で裏付けする「気密測定」にも注力しております。
現在、当社の気密測定は年間3,000件ほどの実績を誇ります。昨今、九州においても断熱工法が主流となり、喜ばしく思うとともに、今後はさらに快適な「換気システム」も採用した「高断熱・高気密住宅」の周知に努めて参ります。
高断熱・高気密の仕組み
断熱・気密は寒冷地だけの手段ではありません。温暖地の、特に冷房期間の冷房負荷を減らす手段のためにも断熱・気密は必要です。ただし断熱だけでは夏の快適性は向上いたしません。いかに夏場の日射遮蔽と通風計画を取り入れた室温上昇を抑える工夫が不可欠です。
断 熱 性 能(外張り断熱)
構造体の外側を断熱材で包み込むことで充填断熱工法では解決しきれなかった問題点をすべて解決することが可能になりました。健康・快適・省エネルギーを実現できる次世代の断熱工法です。
気 密 性 能
部屋の内と外との空気の出入りを無くす事で、家の内と外との熱の出入りを小さく抑えて、すきま風の出入りを極力少なくし、室内の暖冷房効果を最大に引き出すもの。
計 画 換 気
24時間換気システムを使って住宅内に流れる空気を計画的にコントロールする事で、快適な住まいをつくりだします。