暖房機器による放熱の違い
最近は暖かいですが、週末より平年の寒波襲来のようで、暖房機のスイッチONが増えそうです。
暖房機器による特性を知って、上手に省エネ・快適に暮らしたいものです。
なので、各暖房設備の特性を確認するため、サーモカメラで撮影しました。
オイルヒーター:表面からの輻射暖房なので温風がなく快適ですが、消費電力が大きいため小スペース・補助暖房用で使用。
電気蓄熱暖房機(ファンレスタイプ):深夜電力を使用して、シーズヒーターでレンガに蓄熱しておき、昼間に少しずつ放熱なので、温まった熱が機器の上部より自然放熱している。表面からの輻射放熱は少なくしている。
使用電力量が多いため、地球温暖化にマイナスとされて採用が激減。
今後は、太陽光発電(売電10年過ぎ)で留守中の昼間に蓄熱して、夕方よりの放熱での使うのがお勧めです。
蓄熱暖房機の利点:エアコン(耐久年数は、設計10年)など比較すると、故障しないので何倍も長持ちするので買い替え費用が発生しない。
電気蓄熱暖房機(ファンタイプ):ファンレスと同じ原理です。違は自然放熱ではなく、室内設定温度より下がるとファンが可動して少量温風で部屋を暖める。
床下暖房(床下空間の空気を暖房するため、1階全床面が温かく快適):熱源はヒートポンプ温水を床下空間に露出で配管して表面より放熱するため、温度ムラがない。
写真は床の無垢材の隙間から熱が出た部分が少し高温ですが、体感は同じ。
今回は以上です。
電気料金は燃料費調整額の上限撤廃・配送料金の値上げ・再エネ賦課金が少しずつ値上げと全てが値上がりして、おまけに原発の廃炉円滑化規負担金(いつの間にか支払ってました)と、政府の消費者への補助金程度ではとても足りない状況です。
電気を無駄なく使い、快適で健康に過ごしたいですね。
本社 島田